白潟総合研究所株式会社(以下、白潟総研社)は、中小ベンチャー企業の経営者・社長に特化したコンサルティングサービスを展開しています。採用や人材育成、M&Aなどを通じて、社長が自由自在に組織を動かして、想いを遂げる「自在経営」を実現するお手伝いをしています。
白潟総研は昨年から、既存のお客様との関係構築の一環としてギフトを贈っています。取締役の石川哲也さんは、そこで積極的にGIFTFULを利用しているといいます。なぜ白潟総研はギフトという選択肢を取ったのか、なぜGIFTFULを使い始めたのか。その理由を伺いました。
――白潟総研はなぜ、お客様との関係構築で贈り物を重視するようになったのですか?
石川さん:
昨年、あらためて会社の方針をどうするか考えたことが、大きなきっかけとなりました。白潟総研はかつて、「顧客数日本一」を掲げていたことがあります。しかし1年前の合宿で、「目の前のお客様と腹を割って、一緒に経営課題を考えられる関係性になれているか」という議論に至ったのです。
数字を追いかけるがあまり、目の前のお客様に低品質なサービスを提供してしまうかもしれない。そうなったら、果たして白潟総研に存在意義はあるのか。
議論を尽くした結果、私たちの最大の強みであり資産は、コンサルタントがお客様である社長に対して心底情熱を注いで向き合うことだという結論に達しました。本当に元気にしたいと自分たちが心から思える社長と、向き合うことに思い切り振り切ろう、と。
そこで、新規顧客獲得の広告予算を、大切なお客様の誕生日や会社の設立記念日のギフトに割り当てることにしました。以前から社長や会社へ個人的に贈り物をしていたのですが、それを法人ギフトとして全社的な取り組みにしたんです。
――そうだったのですね。どのような流れでギフトを贈っているのでしょうか?
石川さん:
お客様とのプロジェクトが始まる前段階のミーティングで、必ずお客様の誕生日と会社の設立記念日を聞くようにしています。その情報を管理ツールに登録して、月初の全体会議で2ヶ月先までの誕生日・設立記念日の確認を全員で行っています。
ギフトを贈る際に稟議などは不要で、コンサルタント一人一人がお客様への想いを込めてギフトを選び、自律的にお贈りしています。
――約1年前から社長や会社にギフトを贈るようになって、感じている変化はありますか?
石川さん:
ギフトを贈る目的は「お客様との信頼関係構築」でしたが、大きな成果が生まれたと思っています。
実際、お客様からの当社への信頼度が大きく高まり、こちらからの提案をお客様が受け入れてくださりやすくなりました。お互いをより深く信頼し合う関係が生まれたことで、仕事上の摩擦が大きく減ったり、経営課題について建設的に議論できる土台ができたと感じています。
白潟総研は、中小ベンチャー企業の経営者が価格を理由にサービスを受けられないということが大嫌いです。だから、できる限り安くサービスを提供することにこだわりたい。当然利益率はかなりシビアなので(笑)、仕事上の摩擦が大きく減ることは、コンサルタントの「生産性=利益率向上」の点でも大きな価値があると思っています。
副次的な効果もありました。
例えば、ギフトをきっかけに仕事の相談が来るようになったんです。プロジェクトが終わった後も、お世話になったお客様に継続的にギフトを贈るようにしたところ、ギフトを起点に会話が広がり、過去にご支援させていただいたお客様から新たなご相談をいただけることが増えたんです。
また、ギフトを贈ることでSNS上での会話も生まれました。「設立記念日でこんなギフトをいただきました!」と、X(旧Twitter)でつぶやいてくださるお客様がかなり多かったんです。当社は社員1人1人がX運用を頑張っているので、こうした投稿がとても嬉しかったです。
白潟総研さんからお中元をいただいた、と思ったら、お中元ではなく当社の12周年のお祝いでした。当社は6月末で12期が終わったのですが、それを覚えていてくれて、直筆のお手紙つきで、お祝いをくれました。こんなお客様想いの会社は他にないですね!凄いです!見習います!#白潟総研を知ってほしい
— 新山 草太@リンクエッジ執行役員 (@sotashinyama) July 3, 2023
――石川さんはリリース当初から、受け取り手が選び直せるギフト「GIFTFUL」を使ってくださっています。どのような経緯でサービスを知ったのですか?
石川さん:
GiftXの創業者である石塚悠悟さんは、かつて同じ会社で働いていました。彼がある時、GIFTFULでビールを送ってくれたんです。
ギフトリンクを送ってくれた時、「選び直し」という体験にすごく驚いたのを覚えています。結局、このギフトを選んでくれたのが嬉しかったことと、私の妻がビールやお酒が大好きだったこともあり、選び直しませんでしたが。
GIFTFULは、受け取り手が選び直せるからこそ「なぜこのビールを選んでくれたのか」をいろいろ想像できる余白があります。この体験がとても新鮮だったんです。恋人からのギフトでもない限り、相手からの贈り物であれこれ深く考えないじゃないですか。
サービスが正式にリリースされてから、すぐに私もGIFTFULを使い始めました。
――GIFTFULで最初にギフトを贈った方は覚えていますか?
石川さん:
最初は社員に贈って、その後お客様と自分の母にも贈りました。
最初のギフトは、Facebookで社員の誕生日が今日だ!ということに気づいて、当日ギフトリンクを贈ったんですよ(笑)。
そんな感じで、社員へのギフトとして個人的にGIFTFULを使っていたところ、「このサービスいいですね」と自然発生的にGIFTFULを使ってお客様にギフトを贈る社員が増えていったんです。
――会社として導入しようと決めたのではなく、自然発生的に使われ始めたのですね
社長や会社にギフトを贈る時も、それぞれの日付をちゃんと覚えておいて、誕生日(設立記念日)当日に届くように配送手配するというのが大変でした。
GIFTFULは数秒でギフトリンクを発行して、思い立ったらすぐにメッセージカードと共にギフトを贈れるので非常に便利ですよね。
選び直しができるという点も、贈る側の負担を大きく減らすと思いました。
今まではお客様がほしいものがわからず、結局毎年クッキーなど無難なものを贈る、ということになりがちでした。それがGIFTFULを使うようになったら、お客様側で選び直してもらえるので、思い切って例年と違うものを贈ってみることもできるようになったのは大きい利点ですね。
――社員の方々にも積極的に贈り物をしていらっしゃるのですね。
石川さん:
会社として社員の誕生日に金券を送っていました。一方で、社員との会話が生まれたりすることも特になく、送っただけで終わってしまっている感じで。「社員にも、もっと想いを伝える方法はないか」という問いがずっとあったんです。個人的にも、いま一緒に働いてくれていることに対して、もっと感謝を伝えたいなと。
なので、会社からの金券とは別に、個人的に社員の誕生日にGIFTFULでプレゼントを贈るようにしてみました。
GIFTFULでギフトを贈るようになったら、感謝の気持ちを伝えられたという満足感と、社員からお礼カードをもらったり、直接お礼を言われる喜びを味わえました。
今までは、性別や年が離れている社員だと何を贈ったら喜ぶのかまったくわからなかったので金券しか選択肢がなかったんですよね。でもGIFTFULだと、社員がほしいものじゃなかったら好きなものを選び直ししてもらえる。この安心感が非常に助かっています。
現状、結構選び直しされていて、見るたびに笑っています(笑)。
ーーギフトを通じて社員とどのような関係を築いていきたいですか?
日々同じ目的に向かって一緒に進んでくれる社員たちは本当に大切な存在です。願わくばずっと一緒に働きたいと思っていますが、人にはみなそれぞれの人生・キャリアがある。
ならばせめて白潟総研で働いてくれている、今この瞬間に対して感謝を伝えたい。
社員だけでなく、白潟総研を経営のパートナーとして選んでくださっているお客様に対しても同じ気持ちです。
言葉では言いづらかったり、お金や金券を渡すだけでは伝えきれない想いを、ギフトを通してなら伝えられる。そんな気がしています。
――石川さん、ありがとうございました!
選び直せるギフト
GIFTFULは贈り手が1つ選んで贈り、
受け取り手は好きなギフトに選び直せる
新しいギフトサービスです。