「永年勤続表彰」は、会社を長年支えてくれている従業員に感謝や労いの気持ちを伝える取り組みです。従業員やその家族・パートナーが“HOTTO(ほっと) ”できる会社でありたいと願う、株式会社ホットリンクも、永年勤続表彰を取り入れている企業のひとつです。
しかし同社は、表彰を通じて従業員に感謝の想いを伝えきれていないのではと感じていました。贈り物のあり方を変えるためGIFTFULを活用するようになったところ、従業員からこれまでにない反響が得られたといいます。
「家族が喜んでくれた」
「自分にぴったりなギフトをいただきました」
「ありがとうございます。これからも頑張ります」
喜びの声をもらえるまでに至った経緯を、人事部の松井豊さん、関根陽子さんに伺いました。
(聞き手:GiftX 代表取締役 飯髙悠太)
顧客・従業員体験を向上させる選び直せるコーポレートギフト「GIFTFUL 法人プラン」
ーーホットリンク社はどのような想いから、永年勤続表彰を行っているのですか?
松井さん:
弊社は、「知識循環型社会のインフラを担い、世界中の人々が“ほっと”できる世界の実現に貢献する」ことを使命としており、それが社名の由来となっています。
ほっとできる社会を作る会社である以上、そこで働く人にもほっとできる環境を提供したいし、頑張ってくれている人に何かしら還元していきたい。そんな想いから、永年勤続表彰がスタートしました。
関根さん:
永年勤続表彰は、毎年12月の忘年会にてMVP表彰と合わせて実施しています。
MVPはその性質上、入社2〜3年目など若手メンバーにスポットライトが当たりがちです。3年、5年、8年と年数を重ね、会社の土台を支える立場のメンバーも労いたいという気持ちが、永年勤続表彰には込められています。
ーー根底にあるのは、長く会社を支えてくれている従業員に対する感謝の気持ちなのですね。
関根さん:
従業員を大切にしたいカルチャーは、経営層の考えが強く影響しています。
例えば、今年(2025年)2月、弊社代表取締役への就任を発表した檜野(ひの)は、従業員・インターン生・アルバイト全員に社内チャットツールで挨拶メッセージを送っていました。しかも、一人ひとりメッセージ内容を変えて。
松井さん:
子育てに励む従業員に対しても、「お子さんが体調を崩したら無理せず休むのは当然。育休も積極的に取得してほしい」と経営層が率先して伝えてくれます。
関根さん:
私も育休を取得した一人なんですが、職場に復帰したときにSlackで「関根さんおかえりなさい!」と真っ先にメッセージをくれたのは檜野でした。
ーーこれまでの永年勤続表彰では、何を贈っていたのですか?
関根さん:
私と松井が関わる以前は、地球儀を贈っていました。よりグローバルな視点で頑張ってほしいという気持ちが込められた贈り物でした。
3年目、5年目と年次を重ねるにつれて、地球儀のサイズを大きくして贈っていたのですが⋯。「気持ちはありがたいけれど、どこに飾ればいいか分からない⋯。」など、あまり嬉しくないという声もありました。
そこで、私たちが引き継いでからは、ボールペンを渡すことにしました。
ボールペンは普段から使うけれど、自分から高価なものを買う人は少ないです。ボールペンを使うたび、これまで働いてきた年月を思い起こしたり、会社からの感謝の気持ちを想起してもらえると考えました。
ですが、この取り組みも1年でやめることにしたんです。
ーーなぜですか?
松井さん:
大きな課題となったのは、ボールペンを渡すときにかかる膨大な工数です。
記念品としての特別感を演出しつつ、従業員に喜んでもらいたいという想いから、名前の刻印や色の選択ができるようにしていました。色やフォント、英字・漢字も選べるようにしたんですよね。
そこにこだわった結果、ひとつひとつの事前確認のやり取りがかなり煩雑になってしまいました。
関根さん:
なかなか返事をもらえない従業員には、リマインドを続けて。私たちのほうが業務で忙しくなってしまい、忘年会に渡す予定だったのに年をまたいでしまうこともありました。
従業員の頑張りに感謝を伝えるための贈り物なのに、結果として贈る側ももらう側も事務作業感が色濃く、ときにストレスを感じる存在になっていたんです。
ーーお互いにとって、永年勤続表彰にまつわる体験がよくないものになってしまっていたんですね。
関根さん:
GIFTFULに変えた背景には、まず先ほど話していた工数が大きく削減されるという期待がありました。商品を選んで従業員にリンクを共有するだけで贈れるので、あっという間にもろもろの手続きを完了できるようになりました。
メッセージカードを通じて、それぞれの従業員に感謝を伝えられるのもいいなと思いました。
松井さん:
選び直しができるので欲しいものを受け取ってもらえるという点も、導入の大きな後押しとなりました。
欲しいものを受け取れることが、一番良い記憶として残るのではないかと思うんですよね。会社としての気持ちをしっかり伝えつつ、喜んでもらえる贈り物にできる点がとても良いと思いました。
また、ご家族と一緒に何を受け取るか選んでもらえる、というのも良かったです。
社歴を重ねる過程で、結婚して家族を持つ従業員も増えていきます。コロナ禍をきっかけにリモートワークも増える中、従業員が頑張れるのはご家族の支えがあってこそです。
ご家族と一緒に楽しめるものを受け取ってもらうことで、ご家族にとっても特別な贈りものになる。
私たちにとって、永年勤続表彰が従業員だけでなく従業員を支えているご家族にも感謝を伝えられる場のひとつに変わりました。
ーー実際にGIFTFULを活用するようになって、社内での反応はいかがですか?
関根さん:
何より嬉しかったのは、従業員から喜びの反応が明らかに増えたことです。
ある従業員はホットプレートを選んでいたのですが、パートナーがとても喜んでいたとお礼メッセージ機能で返信をくれました。
他にも「欲しいものがドンピシャで見つかりました」「ついに私も永年勤続表彰を受けるようになったか…と感慨深いです」など、多くのメッセージをもらっています。「これからも頑張ります!」というメッセージもあり、それが私たちの励みにもなっているんですよね。
松井さん:
永年勤続表彰でこれだけの反響を得られたのは初めてのことだったので、人事としても驚いています。
これまでは贈り物をする→もらうというやりとり以上に、コミュニケーションが発展することはありませんでした。それが今は、どんな商品を選んだのか教えてくれたり、自身やご家族の反応を教えてくれたりとワンラリーが生まれています。
ーーこれまでは存在しなかったコミュニケーションを永年勤続表彰が生み出しているのですね。
関根さん:
社歴を重ねるにつれて、人事と従業員がコミュニケーションを重ねる頻度は落ちていきます。そうやって距離感が離れても、人事や会社自体の存在を身近に感じてほしいし、同じ会社で働く仲間として何かあれば相談に乗ってほしいと思っています
GIFTFULのおかげで、定期的に「お互いよく頑張ってきたね」というコミュニケーションが取りやすくなりました。
ーーホットリンク社は現在、MVPや永年勤続表彰などさまざまな場を設けて従業員を労っています。今後、その取り組みをさらに発展させる予定はありますか?
関根さん:
永年勤続表彰など、感謝を伝える行事の大半は正社員が対象です。今後は、ホットリンクを支えてくれているアルバイトやパートの皆さんに対しても、何かしらの贈り物ができる場を設けたいです。
松井さん:
ここ最近、各部署が個別の判断でアルバイト・パートの方々にGIFTFULでギフトを贈るという事例が増えています。それを会社の仕組みに取り入れて、半期〜年に1回など定期的なイベントにしたいと考えています。
正社員に関しても、育休・産休するタイミングや復職するタイミングなど、「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」の気持ちを込めて、何かお渡しできればいいなとも思っているところです。
ーー想いを伝える機会をもっと増やしていきたいのですね。
松井さん:
贈り物以外でも、人を大切にするというカルチャーをより強めるために、働く環境をより良くしたいとも考えています。弊社は現在、9時〜18時の一般的な労働時間に固執せず、フレックスタイムや時短勤務など柔軟な働き方を実現できる制度を導入しています。
弊社で働く方は、すべてプロフェッショナルとして働いていただくことを前提としていますので、もちろん締めるところはしっかり締める。その中でも、従業員、そして彼ら/彼女らを支えるご家族やパートナーにとってもほっとできる環境を、もっと追求していきたいです。
関根さん:
私が入社した当時、従業員数は50名ほどでした。それが今や140名規模にまで成長して、従業員のライフステージも多様化しています。
子育てや介護をしている人や、大学院に通いながら働く人。私自身、二人いる子どものうち一人が発達障害を抱えており、療育(発達支援)に多くの時間を必要としているのが現状です。
そうした人々が、働くことを諦めずに継続できる会社にしていくことが、私たちの目標です。どのような環境であっても、キャリアを築く道が用意されている会社にしていきたいです。
ーー松井さん、関根さん、ありがとうございました!
GIFTFULでは、今後も様々な法人の贈り物シーンに伴走し、企業がお客様や従業員に"選ばれるきっかけづくり"を支援してまいります。
選び直せるギフト
贈り手が1つ選んで贈り、
受け取り手は選び直しもできる
新しいギフトサービスです。
・複数ギフトをカンタン一括発行
・企業ロゴ入りメッセージカード
・受け取られなければお支払いゼロ