選び直せるギフトは推しとの交換日記。推し活が明日への活力に | GIFTFUL体験談 #いい推しの日

2021年に新語・流行語大賞にもノミネートされ、盛り上がりを見せる「推し活」。

野村総合研究所の研究レポートによると、好きなことに夢中になり、時間・労力を惜しまずに没頭する活動がある人は、ない人と比べて大きく幸福度が上がるという研究結果もあります。

今回は、声優の村井理沙子さんへの推し活に、受け取り手が選び直せるギフトサービス「GIFTFUL」を利用いただいたSTUさんにお話を伺いました。

インタビューを通して、STUさんが推し活をすることによって自らが受け取っていたギフト、推し活における課題やGIFTFULの用途・価値が明らかになりました。

推し活をきっかけに人とのつながりが生まれ、世界が広がった

ーー声優の村井理沙子さんのことを最初に知ったきっかけについて教えてください。

STUさん：

私は、仕事をきっかけに地元の福島から都内に出てきて、現在はITエンジニアとして働いています。

2020年にコロナ禍に入ってから仕事が完全リモートになり、ほとんどの時間を家で過ごすことになりました。

当時は特に没頭する対象もなく、ただただ家にこもって時間が流れていく感じで。

そんなときに観た配信番組で、村井理沙子さんがMCをやられていて、初めて存在を知りました。

その時は、アニメはほとんど見ていなかったので声優さんについてもあまり知らなかったですし、いわゆる「推し活」というものをやったことはなかったんですよね。

でも、村井さんが番組を盛り上げようとひたむきにMCをやられている姿を見て、何か自分の心に触れるものがありました。

家にいても特にやることもないし...と、当時村井さんが加入していたアイドルグループのライブイベントに行ってみることにしました。

実際に行ってみたら、村井さんの気取らない、自然体な話が聞いていてすごく楽しかったんです。

村井さんは声優としての活動だけでなくライバーや、番組・イベントのMC、朗読劇の舞台など非常に多様な活動をされていて。

ほぼ毎日何かしらの配信や出演があるので、観ていたらいつの間にか生活の一部になっていて、気づけば推し活をしていた、という感じですね。

ーーどんなときに推し活の楽しみを感じますか？

STUさん：

まず、推し活を通して自分の世界が広がる喜びがあります。

先日、村井さんが王女役を演じる朗読劇の舞台があったので、1日に同じ舞台を2回観ました。

1回目はストーリーを見て、2回目はストーリーをわかっている状態で演者さんの表現のニュアンスを楽しむ。

同じ舞台でも複数回見ると、違った楽しみ方ができておもしろいんですよね。

村井さんの推し活を通して、今までまったく接点がなかった舞台や推理小説、アニメなど新しいコンテンツや表現と出会うことができ、自分の世界が広がっていく感覚があります。

あとは仲間ができるのも推し活の良いところです。

村井さんは普段、ライブ配信でリラックスした感じでたわいもない会話をよくしてくれます。

それを観ながら、私と同じように村井さんを推しているファンのみんなでワイワイしながらいろんな話をしたり、コメントをし合うんですよね。

推し活をしていく中で、普段関わりのない人と知り合い、仲間としての繋がりができている気がします。

舞台では高い演技力を発揮し、番組MCでは卒なくひたむきにやる。

アニメーションや外国映画の吹き替えなら元のキャラクターに合わせて仕上げてきて、配信では素のままの人格を気取らず共有してくれる。

そんな村井さんは、やっぱり「推せる！」と思える存在ですね。

ギフトを贈って応援したいが、毎回無難な品物しか贈れず...

ーー推し活において、他にはどんな活動をされていますか？

STUさん：

村井さんが活動を続けてくれているおかげで今の楽しみがあるので、応援や感謝の気持ちをこめてよくギフトを贈ります。

ライブイベントに行くときはだいたいお菓子屋さんでスイーツを買って手土産にします。オンラインだと、大手ECで買って、村井さんの事務所に郵送で贈る、といった形が多いです。

毎回、村井さんのほしいものがわからなくて、品物選びには悩みますね。

配信で趣味について話すこともあるので、趣味に関連するものを贈ろうかと思うこともあるのですが、趣味だからこそこだわりがあることって多いじゃないですか。

下手に推測して、いらないものを贈りつけてしまうと迷惑になるので、結局、毎回無難なお菓子に行きつくんですよね。

ほしいものリストを公開しているアイドルもいますが、村井さんはそういうタイプの方じゃないですし。

欲しい物がわからなければ、誰もが喜ぶ金券やカタログギフトという選択肢もあるかもしれませんが、金銭同等物は事務所に受け取っていただけない可能性がありますし、ちょっと投げやりな感じがして、応援の気持ちを贈りづらいなと。

選び直せるギフトで、自分しか知らない推しの一面を

ーーGIFTFULをご利用いただいた経緯を教えてください。

STUさん：

新しいサービスを見るのが好きで、「GIFTFULがリリースされた」というニュースをWebで見つけて知りました。

贈り手も選べるし、受け取り手も選び直しができること、相手が受け取ってから支払いになるという点がユニークで、面白いギフトサービスだなと感じましたね。

その時ちょうど村井さんにしばらく何も贈ってなくて、試しに使ってみようかなと。

私は普段、冷凍食品弁当の宅配サービスを利用していて、以前村井さんにもよかったら使ってみてねと話していました。

GIFTFULにちょうど冷凍の野菜スープがあって、これいいかも？と気になりました。

今までだったら、「自分がおすすめしたいものでも、村井さんが好むかわからないから押し付けたら迷惑かも」と躊躇していたと思いますが、GIFTFULだと「好みに合わなくても選び直してもらえる」という安心感があり、思い切って贈ってみることにしました。

こういう感じで、変に品物選びに悩みすぎる必要がないので、推しの好きなものをあれこれと推測して選ぶこと自体が楽しい体験でしたね。

実際にギフトリンクを発行して事務所に贈ったところ、問題なく受け取ってもらえました。

先日2回目のギフトを贈ってみました。村井さんは多忙なので、少しでもリラックスして過ごしてもらいたいという気持ちをこめて、紅茶を選んでみました。

贈ってみると、村井さんはFRESH TRUFFLE JAPANの「白トリュフ醤油と白トリュフオイルのギフトセット」に選び直しをされたんです。

「あ、村井さんトリュフ好きなんだ」と。

トリュフ醤油・トリュフオイルなんて人によって好き嫌いがありそうだから、選び直せるギフトじゃなかったら絶対に贈れなかった。

これって自分しか知らない推しの一面を知ることができたってことでもあると思うんですよね。

選び直せるギフトはそういう面でもファンにとって最高のギフトサービスだと感じましたね。

ーーメッセージカードはいかがでしたか？

STUさん：

今までは、大手ECのメッセージ機能を使って、応援メッセージを贈っていましたが、簡易的な機能で文字数も50文字までとちょっと少なすぎたんですよね。

GIFTFULだと300文字しっかり書けましたし、洗練されたメッセージカードデザインでとても良かったです。

ーーSTUさんの推し活におけるマイルールなどあれば教えてください。

STUさん：

推し活においてギフトを贈る際には、「相手からの感謝」といった見返りを求めない。それがマイルールです。

なぜなら、推しの、村井さんの普段の活動すべてを通して、私は既に「明日への活力」というギフトを受け取っているからです。ギフトを贈るのはそれに対するお返し。

村井さんの推し活という没頭できる楽しみがあるから、仕事で大変なことがあるときも、「これを頑張ればこのあと楽しみがある！」と思って頑張ることができるんです。

今後も村井さんを推し続けていきたいと思っています。

村井理沙子さんからのコメント

今回の記事公開にあたり、声優の村井理沙子さんからコメントを寄せていただきました。

自然と目指していた声優。好きなものを仕事にしていくことの難しさ

声優になったきっかけをお話すると、子どもの頃からずっとアニメや漫画が大好きで。

マセた女の子は小学3年生くらいになるとドラマや男性アイドルの話をし始めるのですが、私はアニメアニメの毎日。

そんな中でアニラジの存在を知り、そこで初めて「声優」という職業があるのだというのを意識して、気付けば自然と目指し始めていました。

声優養成所の募集がまだ新聞だった頃です。笑

デビューが決まったのが地元愛知の大学在学中で、卒業だけはしようと東京に住みながら週に1度大学に通うために夜行バスで往復する生活をしていた頃もありました。

いざプロとして声優の道を歩み始めてからは、好きなものを仕事にしていくことの難しさにいつもぶつかっています。

プレゼントは「贈ってくれた人」が見える。応援の気持ちが力に

日々困難にぶつかって、めげそうなことがあっても、折れずに活動を続けられているのは、いつも応援してくださるファンの皆さんがいるからです。

ファンの皆さんがプレゼントを贈ってくださることがあるのですが、言葉で表現しきれない嬉しさがあります。

プレゼントって「贈ってくれた人」が見えるんです。

私の発信から好みを把握して選んでくれる人、旅行先で私のことを思い出してお土産をくれる人、地元のオススメを送ってくれる人、身近な女性から聞いた流行りものを送ってくれる人。

プレゼントを見れば「あの時言ったこと覚えててくれたんだ」「私のいない所でも私を思い出してくれるんだ」「好きな物を共有出来るとうれしい気持ち、分かるなぁ」「手探りの中一生懸命選んでくれたんだ」「身体を心配してくれてるんだな」って、その人その人がどんな思いでプレゼントしてくれてるか想像出来るんですよ。

それが楽しいし、愛おしくって。

ファンの方一人一人から、「応援の気持ち」という温かいギフトを受け取っているから、私は今日も明日もお仕事がんばろうって思えるんです。

ギフトの選び直しはまるで「交換日記」

STUさんから、GIFTFULでギフトをいただいたときは、「今時はこんな形のギフトがあるんだ...！」と驚きました。

いつもSTUさんは多方面の最新情報を教えてくださるので、流石だな、と！笑

はじめは選んでくれたものを選び直すなんて申し訳ない……と思ったのですが、STUさんが「遠慮なく選び直してくれていいよ」「自分が設定した金額を上回ることはないよ」などなど、エスパー？と思うほど先回りして気遣いのメッセージをくださったので、勇気を出して選び直してみることにしました。

何より「選ぶ時間も楽しんでね」という言葉が背中を押してくれて。

何にしよう！ってワクワクする時間もプレゼントなんだ！って思えて、すごく感動しちゃいました。

GIFTFULさんのギフトは種類が豊富なのはもちろん、オシャレで上品なラインナップで、選んでいると優雅な気持ちになれました！

選んでくれたギフトもすごく意図や気持ちが伝わってくるし、それに対して私が選び直したギフトを伝えるという、なんだか交換日記みたいで楽しかったです！

笑いたい時、疲れた時、さみしい時に寄り添える存在に

ファンの方々には自分のペースで推し活を楽しんでいただけたらいいなと思っています。

推し活で疲れちゃったら本末転倒じゃないですか。でも実際あるんですよ、推し疲れって！私はそれが一番怖いんです！笑

「推し方」って人それぞれ。心の距離感が近い人、遠い人。現場に足を運んでくれる人、遠方から応援してくれる人。見る作品、見ない作品。

だからひとりひとり、自由に取捨選択して、ストレスなく楽しみながら応援してもらえるのが理想です。

あぁしてこうして、全部見ていて、なんて言わないので、マイペースに楽しんで欲しいです。

エンタメの形が多様化している昨今。

ライブ配信のように日常の中に溶け込めるような楽しさもあれば、映像作品や舞台のように非日常を味わえる楽しさもあります。

いろんなエンタメの形がある中で、私が一貫して目指したいのは「この人を見ると元気が出るな」と思える存在になること。

笑いたい時、疲れた時、さみしい時、寄り添える発信や作品を残していきたいんです。

だからこれからも、その時その時で、私が出来る精一杯を発信していきたいと思っています。

村井 理沙子

声優・MC

おもなアニメ出演作に「デート・ア・ライブ」シリーズや「まえせつ！」など。

また近年「北区内田康夫ミステリー文学賞授賞式」や「東京ゲームショウ2023」ハピネットブースメインMCを務めるなど、活動の幅を広げている。

毎週木曜「週刊ドスパラTV」、隔週水曜「ROG:LIVE」にレギュラー出演中。